政治家の特権
今回話題になった議員年金をはじめ、議員にはさまざまな特典が用意されている。
日本の政治を担う我々の代表が国の事に専念できるようにするためには本来必要なのかもしれない。
少し前に問題になった秘書給与にしても、国会議員が政治活動をするためには秘書と言う存在が必要なのは当然だ。まして今の時代のように複雑化した世の中ではまともに政治をしようとすればするほど、勉強すればするほど政治家として知らなければいけない情報は膨大になるのだからなおさらだ。
しかし、今の政治家がそれらの特典を本来の国民のための政治に正しく使っているとはとても思えないので政治家を一般国民の位置まで引きずり下ろしたくなる。
まじめな政治家には全く気の毒な限りです。
これは実は国民にとっても不幸な事で、わが身を粉にしてまじめに政治に取り組もうとする政治家に失望感を与え、ほかの不実な政治家の仲間入りを助長する事にもなってしまうからだ。さらに、政治家を務めることができるのは資金力が有り、後援者があるごく一部の人種に限定されると言うことにもなる。
資金力があり後援者があると言う事はそれらの利益を代表する議員しか生まれない事を意味するわけで、ますます一般国民からは離れていってしまうのも当然なのです。
このようになる事はわかっていても我々国民も、マスコミも彼らを非難して特典を全て取り上げたくなってしまうほど酷いのです。
でも政治の世界だけが特別と思うのは違うのではないかとも思うのです。
私たちの身辺 地域、会社、自分自身に不実に目を瞑る習慣が身についていないか。
私も「現実」という免罪符でどれだ不実に目を瞑り、不実を自らもしてきたことか。
政治にだけ誠実を求めるのは虫が良すぎる。
政治は私たちの姿が反映しているだけで、突然変異でもなんでもない。
不実は新たな矛盾を生み、その矛盾はまたそれ以上の不実を生む。
本当は誰しもが知っている厳然とした「現実」なのに現実論者はこの「現実」からは目をそらそうとする。
そろそろこのあたりを転換しないと、さらに過酷なこの「現実」のしっぺ返しを待つだけではないか。
「不実をすまい」などと言うと今のご時世「偽善者」のレッテルを貼られかねない。
しかし、偽善者と言われるのを恐れて不実に同化し、誠実であろうとする者まで偽善者呼ばわりして貶める姿は誉められた事ではない。
欧米人に接触する機会が多い人は、欧米人が平気で自分の事を棚にあげ正論をぶつけてくるす姿に辟易する事はしばしばだと思うが、過去を引きずりすぎて今正しい事を素直に肯定できない我々には少しは自分の事を棚に上げ偽善者(他人が言うだけの事だが)になる事も必要なのではないか。
人は完全なものではない、間違いを起こす、その間違いを修正しようとする機会を奪わない寛容さが自分に対しても他人に対しても今必要ではないか。(もちろん修正しようとしない政治家に寛容であれなどと言うつもりはない)
私はキリスト教徒ではないが「人はもともと罪深い、許しを請うて、悔い改める」姿勢に「寛容」であると言う知恵(クリスチャンではないので敢えてこう言わせてもらいます)には共感を持ってしまいます。(ブッシュ大統領にも思い出してほしいものだが)
話がかなり脱線しましたが、今の実情を見て、大事な国の仕事をする政治家が優遇されても誰もが納得する政治、社会からどんどん離れていく現状を目にして、ついこのような取り留めのない事を書いてしまいました。
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コメント
こんにちは。
この一ヶ月あまり。
日本の政界はドタバタしていましたね〜。
そんなかで明らかにされたのが
「政治家の特権」だとしたら、
国民の私たちは泣くに泣けない、、、
そんな感がするこの頃です。
一体この国はどうなるんでしょう??
政治もそうですが、教育(まぁ、政治ですね、これも)も心配です。
ご意見などお聞かせください。
また、遊びにまいりますね。
投稿: せとともこ | 2004/05/12 14:07
コメントありがとうございます。
本当にどうなるんでしょう、この国は
私は、本音ではより良い政治を行うために必要ならば、政治家に特典があってもいいと思っています。
しかしモラルの低い政治家は、それを平気で裏切る。
悪循環ですね。
社会でも同じような気がします。
どんな優れた法律でもそれを尊重する気持ちがなければ、法の目をくぐり、解釈を捻じ曲げ変質してしまう。
政治家はやはり国民が選んでいて、マスコミも国民の好むものを流すわけですから社会の風潮がもう少しまともにならないと変わらないような気がします。
最近は根っこは政治にあるのではなく私たち自身にあるのではないかと思いはじめています。
そういった意味で教育は重要だと思います、それに付け加えて社会での教師は一般の大人ですから学校の教育だけに押し付けるわけにも行きませんよね。
最近、本当の意味での「公共の福祉」「自由と権利は不断の努力で守らねばならない」という憲法の言葉の重さを感じます。
p.s. せとともこさんの軽快に本質を突いた文を読むたびに、私もこのような文が書けたらと思わされます。
こんな稚拙な文のblogですが是非またいらしてください。
投稿: FAIRNESS | 2004/05/12 17:39
FAIRNESSさん、ごめんなさい。
トラックバック失敗してしまいました。
最初の「政治家の報酬」は不用ですので、削除してください。
お手数をおかけしてしまい、すいません。
投稿: へのへの419 | 2004/05/15 14:43
へのへの419さん
コメント、トラックバックありがとうございます。
具体的な数字を挙げての検証、参考になりました。
確かに無駄なものが目立ちますよね。
政治家が職業政治家である以上、これらはいつまでも無駄のままなのかもしれません。
政治のための特典が政治家になるために利用されている気がしてなりません。
国民が本当に信任できる政治家を国会に送るには相当な国民の決意が必要かもしれないと感じました。
投稿: FAIRNESS | 2004/05/15 23:49